地方競馬転籍分析を実施していきます。
データは2018年1月に地方競馬に所属している全馬の過去30走のデータを利用しています。そのため概ね2016年~2017年の転籍データが主になっています。このデータベースを作成するのに結構苦戦しましたが結構面白いデータができました。順次公開していきます。
ずっと気になっていたのですが、元の団体から別の団体へ挑戦した時の戦績って気になりませんか?その競馬場のクラス間比較もできるのでずっと知りたかったんです。
記念すべき第1回は高知競馬→佐賀競馬です。高知競馬と佐賀競馬、ともにそんなにレベルは高くないと思いますが果たしてどちらが強いのか。では早速戦績データを見てみましょう。
- 高知C3→佐賀C2
高知着外→佐賀着外 7頭;もう燃え尽きている馬はどこにいってもダメなんでしょうね。
高知着外or掲示板→佐賀で着順UP 9頭;なんと最もレベルが低いと個人的に思っていた高知より下位クラスは佐賀の方がレベルが低い?
高知→佐賀で着順DOWN 2頭;
着外→着外の馬を除けば11頭中9頭が佐賀で着順UPです。この結果だけを見ると高知C3>佐賀C2ですね。
- 高知C1,C2→佐賀C
高知着外→佐賀着外:6頭 このパターンが一番多いんです。多少クラスが上のクラスから移籍しても走る気のない馬はダメなようです。
高知着外or掲示板→佐賀で着順UP:7頭
高知→佐賀で着順DOWN :1頭
高知のCクラスと佐賀のCクラスを比較すると、やっぱり高知の方がレベルが高いです。ほんと意外ですが。
ただ高知がよくわからないのは次のデータです。
- 高知B→佐賀C
着外→着外3頭、着順UP3頭、変わらず2頭
格でいえばBからの転籍なのでもっと勝ってもいいように思いますが、実は転籍で勝った馬はいません。高知はCクラスとBクラスの差が小さいのかもしれません。
最後は上級条件馬の転籍結果です。
- 高知A→佐賀
4頭中3頭が着外→着外。1頭がAクラスからC2への転籍で勝利です。
この結果を総合すると高知競馬の方が下位クラスのレベルは高く、上位クラスになると差はほとんどない。高知競馬のレベル自体の差が小さい可能性も大いにあります。特にCクラスとBクラスの差があまりないかもしれません。