中央競馬から南関競馬転籍馬の種牡馬別傾向

前回までで一通りの中央競馬から地方競馬への転籍初戦の分析が終了したので、今度はより詳細な分析を分析していきたいと思います。まだご覧になっていない方はこちらのページも是非ご覧ください。

今回はその時のデータを利用し、転籍馬の種牡馬別成績を見ていきたいと思います。データの作成上、転籍初戦に限定しています。念のため申し上げておきますが、今回のデータも個人がSQLを利用し作成したデータであるため、データの正確性は保証しません。

では中央競馬から南関競馬転籍馬の種牡馬別傾向を見ていきましょう。その前に前提条件として、まずは転籍馬の種牡馬別総数を見てみましょう。

転籍馬の種牡馬別総数(出走頭数20頭以上)

順位 種牡馬名 出走回数
1 サウスヴィグラス 42
2 シンボリクリスエス 38
3 ステイゴールド 37
4 ハーツクライ 37
5 キングカメハメハ 36
6 クロフネ 34
7 ダイワメジャー 33
8 ゴールドアリュール 32
9 エンパイアメーカー 30
9 ディープインパクト 30
9 ネオユニヴァース 30
12 スウェプトオーヴァーボード 28
12 ゼンノロブロイ 28
12 タニノギムレット 28
15 キンシャサノキセキ 23
16 ヴァーミリアン 22
16 マンハッタンカフェ 22
16 ワークフォース 22
19 カネヒキリ 21
19 ハービンジャー 21
21 パイロ 20
22 メイショウボーラー 20

地方の雄サウスヴィグラスが1位です。地方競馬に合うと思って転籍させる場合が多いのではないでしょうか。その他はリーディング上位種牡馬が軒並み上位を占めています。合計でも出走頭数634頭と全1,477の40%程度ですのでバラつきが大きいです。なお10頭以上出走の種牡馬とすると、出走合計は1,032頭と70%超となるため、以下の分析では10頭以上の出走の種牡馬を利用することにしました。(全51頭)

では種牡馬別の初戦成績を見る前に、転籍初戦合計の通算成績を見てみます。これは転籍クラス等は限定していません。本来はクラス限定をつけたかったのですが、母集団が相当少なくなるため断念しています。

中央競馬から南関競馬転籍馬の初戦の通算成績

着順ステータス 合計数 パーセンテージ
1着 258 17%
3着内 232 16%
掲示板 185 13%
着外 802 54%
合計 1,477 100%

このように合計では1着が17%、3着内を合わせると33%程度となりました。

この前提条件を置いて、種牡馬別にみていきたいと思います。なお上述した通り、出走回数が10回以上の種牡馬に限定しています。

勝率上位種牡馬

順位 種牡馬名 勝率 勝利回数 2017年地方AEI 2017中央AEI
1位 ローエングリン 40% 4 0.6 0.68
2位 アグネスデジタル 31% 4 0.84 1.35
3位 キンシャサノキセキ 30% 7 0.99 0.99
4位 カネヒキリ 29% 6 1.49 1.01
5位 エンパイアメーカー 23% 7 0.92 0.78

なんと1位はローエングリンとなりました。AEIで見る限り地方が特別得意そうには見えないんですし、しかも全体的に芝が得意な印象もありますが、南関とは好相性のようです。中央よりも砂が薄くて走りやすい競馬場があるからかもしれませんね。他の種牡馬は概ね順当でしょうか。キンシャサノキセキの奮闘振りが光りますね、短距離に強いという点が地方でも生きていると想定されます。

では勝率下位種牡馬です。

勝率下位種牡馬

順位 種牡馬名 勝率 勝利回数 2017年地方AEI 2017中央AEI
1位 ハーツクライ 3% 1 0.66 1.54
2位 ファスリエフ 6% 1 1.41 0.84
3位 ブラックタイド 7% 1 0.78 1.54
4位 ステイゴールド 8% 3 0.74 1.68
10位 ダイワメジャー 9% 3 0.86 1.41

勝率下位の種牡馬はファスリエフを除けば、全て地方のAEIが中央のAEIよりも相当悪い結果となっています。なぜかハーツクライ、ブラックタイド、ダイワメジャーといった馬格がある種牡馬が揃い踏みでランクインしてくることに注意する必要があります。特にハーツクライは33頭送り込んで、1頭しか勝っていないという別格の相性の悪さを見せています。ファスリエフがなぜこんなに成績が悪いかは正直謎です。

上位種牡馬の傾向は掴むことが難しいですが、下位種牡馬は明らかに地方が苦手の種牡馬が多いので、馬を入厩させるにせよ、馬券を買うにせよ、地方が苦手な種牡馬は手を出さない方が無難ですね。逆に上位種牡馬ではローエングリン、キンシャサノキセキといった決め打ちの種牡馬を狙うのがよさそうです。

なお参考までに3着内までに手を広げた場合のトップ3種牡馬は以下の通りです。

順位 種牡馬名 3着内率()内は勝率 3着内回数 2017年地方AEI 2017中央AEI
1位 ストリートセンス 60%(20%) 6 0.69 0.76
2位 ローエングリン 50%(40%) 5 0.6 0.68
3位 ワークフォース 50%(9%) 11 0.38 0.52

なんのトップ3だというようなAEIが並びますね。特にワークフォースの悲惨なAEIを見るととても買う気にはなれませんが、初戦の成績だけを見るとこうなります、ということですかね。それともここからワークフォースが巻き返してくるようならあっているのかもしれませんが、、ないでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です