岩手競馬の売上_入場数_決算_賞金推移

現在の地方競馬の中で財政状態が最も悪い岩手競馬の売上_入場数_決算_賞金推移を記載していきます。なぜか岩手競馬の最近の決算情報が全く見つかりませんでした。岩手県のホームページでも明確には公開されていませんでした。なんとか盛岡市議会議員のいせ志穂議員のホームページにたどり着き、決算見込を入手できることができましたが。いせ志穂議員、ありがとうございます!

借金総額330億円を抱えているため、もっと積極的に決算情報を公開した方がいいと思うんですが、どうなんでしょう。

唯一の芝コースを備えるなど、良い競馬場だと思うのですが財政状態はとびぬけてよくありません。やはり移転が大失敗だったと思います。昔は地方競馬の優等生と言われていたのですが、今は当時の背策は既に時代遅れとなっていると思います

・JRAとの積極的な提携(東京競馬場にある岩手競馬出張所、テレビ中継等)

・それに伴う土日開催

・地方競馬らしからぬ非常に豪華な施設、しかし市の中心部からは遠い

ネット競馬全盛期において、正直どれも必要ではないことを高知競馬が証明していると思います。むしろナイター競馬に転換した方が売上のことを考えると明らかでしょう。このままいくと後10年継続できるかどうか不透明でしょう。

いきなりネガティブなことばかり記載してしまいましたが、現実に目を背けてはいけないと思います。借金330億円は格安の利息で借りているとはいえ、利息費用だけで1億円かかっています。しかも330億円を仮に30年で返そうと思っても、年間10億円の返済が必要となります。10億円の利益を産むためには船橋競馬の収支を参考にすると少なくとも400億円の売上が必要となります。いや岩手競馬が2場開催であることを考えると、500億円の売上が必要かもしれません。

この岩手競馬の決算を探している中で、ずっと探していたインターネット委託販売委託手数料の平均料率が岩手競馬経営の将来方向検討会議の議事録に掲載されていました。

平均料率はなんと12%~13%です。(平成22年当時)

販売粗利が25%程度と考えるとその半分を持っていくんですね、高過ぎでしょう。そりゃ色々な会社が参入しますよね。その後交渉で下がっているかもしれませんが、どうでしょう。ポイント還元率を見ているとおそらく下がっていないでしょうね。

前置きが大変長くなりましたが、過去の売上_入場人員数_決算_賞金推移を見ていきましょう。なお単年度収支は見込も含まれているので、確定ではない年度もあることはご容赦ください。

<岩手競馬の売上_入場人員数_決算_賞金推移>

・開催日数

開催日数は従来より変わっておらず、130日前後の開催日数で実施されています。岩手競馬は4月~12月の開催ですが、最近は3月に水沢競馬で開催されているケースも多いですよね。

・入場人員数

他の競馬場と比較すると、踏ん張っていると思いますが、1991年に68万人が入っていたことを考えると現在の26万人は寂しいですね。ただ岩手県の商圏を考えると昔の68万人に戻ることはないでしょう。水沢競馬は新幹線の駅も近く良い競馬場だと思いますが、施設的にも入れることはできないでしょうし。

・売上

全盛期は700億円弱も売っていたんですね、岩手競馬。地方競馬の優等生と言われるわけです。2011年の東日本大震災を乗り越え回復基調にはありますが、未だピークの半分弱です。船橋競馬や高知競馬が1991年の売上を超えてきていることを思うと、上昇幅が寂しいです。ネット販売の恩恵をうまく受けられていないことは明らかでしょう。

・単年度収支

正直、信じられないのがこの単年度収支です。なぜ売上が600億円を超えている年度でも赤字があるのか、信じられません。賞金が高かった、テレトラックの運営費用等があったにしても、、、当時はもっと売上が上がっていくだろうと想定して経費を使っていたんでしょうね。この決算推移は衝撃です。

2016年は売上250億円で250百万円の利益をだしていることからも、昔にもっとためておけばこんなことにはならなかったのに、との思いがありますね。

岩手県知事も批判されていましたが、収支が借入金を返さなくて良い+100百万円以下に集中しています。これは公会計特有の積立金を積み立てれば損失処理、積立金を取り崩せば利益、との仕組みをうまく利用していると考えられます。ただ単年度赤字で閉鎖、との条件が付きつけられている今、黒字のタイミングで積立金を積み立てておきたいというのも非常によくわかります。

知事もしきりに言っていましたが、バランスが大事だと思います。

正直売上よりも大きい借金は事業を拡大しない限り返せるはずがありません、それでなくても最高でも粗利が25%、ネット販売なら粗利12%程度しかないことを思えば330億円の返済は不可能でしょう。

・賞金

栗駒賞という重賞を見てみましたが、2000年から2002年までの賞金がなんと700万円!南関東でもなかなか見ない賞金水準です。賞金を下げれば馬主が預けないと議事録でも馬主会がいっていますが、ほんとですかね?岩手県競馬もそれどころではなくなった2008年に賞金を一気に150万円にまでさげています。

もはや売上で負けている高知競馬の賞金水準と比較すると、このぐらいが現状の地方競馬の賞金水準として妥当ではないでしょうか。これ以上の賞金を望むことは難しいでしょう。

なお栗駒賞は2018年に150万円から250万円に賞金が増額されています。

 

<まとめ>

岩手競馬の現状は未だ厳しいですが、是非この状況を打開して10年、20年と競馬の開催を続けていってほしいと心から願っています。

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