大井競馬のクラス分け、賞金について

地方競馬での収支をシミュレートするために最も必要なもの、それは賞金体系、出走手当ですがこれが本当にわかりづらい。

こんなにわかりづらくする必要あるのか?とも思いますが、おそらく地方馬主のための複雑なクラス分けなので理解する必要があります。

第一回は地方競馬の雄、大井競馬(東京シティ競馬)についてです。数値は全て2017年番組表より持ってきています。

①クラス分け制度

クラス分け制度の表は下表のようになっています。(平成29年度大井競馬番組表P17抜粋)

大井の格付は年齢と賞金で区分されていることがわかります。

例えば賞金380万円の4歳馬であれば、

4歳の1月~6月:C1、7月を過ぎればC2に降格、5歳になればC3にさらに降格します。4歳の夏にしか降格しない中央馬と異なり、毎年2回降格チャンスがわるけです。降格すれば今までよりは弱い馬と戦うことになるので馬主にとっては嬉しい限りです。

ただし降格は必ずしもいいことばかりではありません。できればC2以上には所属していたい、という理由は出走手当にあります。

②出走手当について(着外手当含む)

出走手当はクラス別に分かれています。具体的には下表のとおりです。(平成29年度大井競馬番組表P28抜粋)

これ以外にも着外手当が1万円(大井在厩馬はさらに+1万円で合計2万円)支給されます。

C2以上の馬が一回走ると最低15万円もらえますが、C3の馬は13万円しかもらえません。この2万円は出走回数が多い地方馬にとってボディーブローのように効いてきます。なので保有するならC2以上の馬が必要不可欠だと思います。

加えて東京都馬主会に所属すると出走手当がさらに3万円増額されるようです。(東京都馬主会の情報だけNETに公表されておらず、ビッグダディオーナーズHPよりの転載です)

C2クラス以上の馬が月2走すると、出走奨励金13万円+着外手当2万円+馬主協会手当3万円=18万円×2回=36万円になり、概ね預託料をペイできます!

~~平成30年4月1日以降~~~(2018年4月5日追記)

平成30年4月1日以降は下記のように変更になりました。(平成30年番組表より)

出走手当が2万5千円上昇しました。

加えてC1、C2については付加奨励金として以下の手当が付加されることとなりました。その分賞金が40万円減少しましたが、大井所属馬にとってはプラスとなります。

 

③大井の開催日数はどのようなっているか

月2走すれば概ねペイできるということがわかりましたが、では大井の開催日数はどのようになっているのでしょうか?これも平成29年度の番組表から下表の通りとなっています。

合計19週ですので、毎月2週には5週間かけますが逆にいうと5週間しかかけません。そのため年間で賞金を100万円程度稼いでくれれば、年間収支は概ねゼロ程度になります。大井でも出走回数多い馬が多い理由がわかります。

④クラス毎の賞金

最後にクラス毎の賞金です。クラス毎の賞金は他の地域だとおまけ程度のことが多いですが、そこはさすが地方の雄大井競馬、そこそこ賞金が高いです。(中央と比べれば数段安いですが、地方では断然高いです)これはまとめた表がなかったので、自作しました。基礎は同様に平成29年番組表です。但し重賞及び特別は下記表からのぞいています。1着賞金が40万くらい高いレースもC1以上だと見受けられますね。

A1クラスのレースは見つけられませんでした。A1はオープンなんでしょうね。さすが大井ほんとに地方競馬ならぶっちぎりで高いんです、が、中央と比べるとA2クラスの賞金でも全く歯がたたない。中央の500万以下のレースの1着賞金700万円ですから。実は2歳、3歳の賞金は南関は別格的に高いのですが、それはそうしておかないと馬が集まりませんからね。

ただ他の南関以外の賞金体系と比べればほんとぶっちぎりです。

次回は他の南関競馬を取り上げる予定です。

 

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