2015年から2017年のサラブレッドオークション結果分析_その後の賞金_落札価格帯

中央未勝利が見えてきたおかげ?でサラブレッドオークションの出品馬が多い時期がやってきました。今週の8月30日のサラブレッドオークションには大挙46頭が出品されるようです。安くで買えそうな馬がいれば入札しようと思いますが、逆にこの時期は競りあがるからか高いような気もします。

個人的なSQLスキルが上昇したおかげで、サラブレッドオークション結果とその後のデータベースを作成することができましたので、そのデータを元にしたサラブレッドオークションの結果を分析していきたいと思います。前提となるデータは以下の通りです。

・サラブレッドオークションに出品された全馬を対象

・その後の獲得賞金の計算は2018年7月末までの合計(但しデータの都合上、生涯出走回数が48回を超えている場合は直近48回を対象)

・地方で活躍後、中央に再転厩した馬等の場合、結果が不正確になっている可能性あり

なお全て個人的に集めたデータを元にしていますので、データの正確性については保証いたしません。

では上記の前提条件を置いて、データを公表していきたいと思います。なお賞金面の伸びしろを考え、2017年12月以前に落札された馬のみを対象としています。

落札価格帯別頭数

馬齢 落札価格帯 獲得賞金

落札価格以下

獲得賞金

落札価格超

総計
2歳 100万未満 84 62 146
100万円台 17 15 32
200万円台 1 1 2
300万円台 1 1
800万円台 1 1
小計 103 79 182
3歳 100万未満 512 320 832
100万円台 187 104 291
200万円台 39 12 51
300万円台 17 3 20
400万円台 6 6
500万円台 1 1
600万円台 2 2
小計 766 440 1,203
4歳 100万未満 129 67 196
100万円台 57 43 100
200万円台 7 2 9
300万円台 2 1 3
400万円台 2 2
500万円台 1 1
800万円台 1 1
小計 199 113 312

表が長すぎるので、一旦4歳までで切りましたが、主要価格帯の3歳は通算頭数がもう1,200頭超です。落札価格帯で最も多いのはどの年齢でも100万未満となっています。印象的には3歳はもう少し値段が高い馬が多い気がしていたんですが、データ上は100万未満が最多価格帯です。

ではその後の獲得賞金がどうなっているかというと、100万未満でも策札価格以下の獲得賞金しか稼げていない馬が60%程度と、正直さんざんな結果かなと思います。ただこのレンジだと出走手当だけでなんとかなる可能性もなくはない気がしますが、それでも上級条件でなければプラス域には浮上しないのではないかと思います。その他の価格帯でも、獲得賞金が落札価格を超える割合にそこまで変化はありません。

年齢別にみると2歳のみ、獲得賞金が落札価格を超える割合が40%超となっています。3歳、4歳共に35%程度と変わりありません。

この結果を見ると、サラブレッドオークションは2歳が若干お買い得、それ以外は年齢、落札価格共にあまり気にしなくとも良いという結論でした。あまり面白い結果ではなかったですね。

なお5歳、6歳、7歳以上も概ね同様の結果(獲得賞金>落札価格の馬の割合が35%程度)に落ち着いています。逆に非常にフェアーなマーケットといえるのかもしれません。

ここまであまり面白くなかったので、過去のオークション結果の中で最高の当たり馬ランキングを上位5頭を載せておきます。

獲得賞金上位5頭(2018年7月末現在)

落札価格 オークション日 馬名 馬齢 販売申込者 オークション後賞金 オークション後
出走回数
オークション直後出走場所 賞金

落札額
135 2015/6/25 ウォースピリッツ 5歳 ウォーエンブレム シルクレーシング 2037.5 39 笠松 1902.9
651 2015/11/26 テムジン 5歳 ディープインパクト 熊谷貴之 2531.5 17 大井 1880.9
300 2016/9/1 ディアブルーダー 5歳 ゼンノロブロイ 高樽さゆり 2030 7 船橋 1729.7
200 2016/3/10 マイネルグルマン 4歳 スニッツェル サラブレッドクラブ・ラフィアン 1723.5 36 大井 1523.3
75 2016/5/26 ヒロイックサーガ 3歳 パイロ 岡田牧雄 1582.4 30 水沢 1507.1

この中で一番の驚きはヒロイックサーガでしょうか。さすがパイロ、中京未勝利で一度4着があっただけの馬が、その後岩手競馬を経て、大井競馬で勝ち星を重ね見事に1,500万円の賞金を獲得しています。しかも売却主は相場眼に定評がある岡田牧雄ですので、そういった方が手放す馬を購入するのは非常に勇気がいるのではないかなと。

もう少し跳ねる馬がいてもいいような気もしますが、地方競馬に3歳の夏以降に転厩する時点で1,000万円の賞金を稼ぐのは至難の業ではないかと思いますし、新馬よりも相当リスクは抑えられていると思うとやむをえない面もあるのかなと思います。