オータムセールの落札馬の獲得賞金_2003年_2014年開催分

新興馬主が馬を買おう思うとセールしかないと思いますが、各セールで取引された馬の成績が気になったことはないですか?

セールで当たりが引けるかどうかはさておき、そもそもセールに当たり馬が入っているのか、入っているとすればどの程度入っているのか、個人的に猛烈に気になっていました。

各セールの結果を見てみても、落札価格と代表馬は掲載されているものの、それ以外の情報は記載されていません。大当たりが入っているかどうかは正直タイミング等もあるでしょうから、別にそこまで重要視していません。

そこそこの当たりが入っているかどうかが知りたいなと思ったので、気合入れてデータベースを作ってみました。なお個人的に作成したデータなのでデータの正確性は保証しません。

データの前提条件は、

・2018年時点で5歳~16歳までの馬(賞金は2018年8月末時点)。但し未登録馬は除く。

・ピンフッカーが落札後、トレーニングセールに出して売却されている場合は、データの都合上除く。

・オータムセールは1歳10月時点なので、デビューまでに要する平均コストは50万×12か月=600万円と想定。

・獲得賞金は馬主取り分を75%、デビューからのコストは出走手当と相殺されたと仮定しゼロ。

以上の前提条件で、各年代別に賞金>コストとなった馬の頭数、2,000万円超獲得した馬の割合を算出したのが下記表です。2,000万としたのは中央競馬で2勝している馬ならば、そこそこ当たり、という想定です。

賞金>コスト 獲得賞金2,000万超
開催年 性別 × 割合 × 割合 総計
2003年 107 18 14% 115 10 8% 125
84 7 8% 87 4 4% 91
2004年 93 20 18% 101 12 11% 113
78 16 17% 85 9 10% 94
2005年 93 9 9% 95 7 7% 102
75 8 10% 79 4 5% 83
2006年 111 15 12% 114 12 10% 126
104 4 4% 106 2 2% 108
2007年 150 29 16% 168 11 6% 179
120 11 8% 123 8 6% 131
2008年 110 31 22% 120 21 15% 141
98 8 8% 100 6 6% 106
2009年 133 27 17% 141 19 12% 160
152 14 8% 158 8 5% 166
2010年 177 28 14% 187 18 9% 205
140 17 11% 146 11 7% 157
2011年 154 33 18% 162 25 13% 187
157 17 10% 170 4 2% 174
2012年 151 34 18% 166 19 10% 185
181 28 13% 191 18 9% 209
2013年 150 24 14% 161 13 7% 174
168 15 8% 174 9 5% 183
2014年 141 25 15% 151 15 9% 166
213 18 8% 223 8 3% 231

2013年、2014年開催分は現役馬が多く存在するため、最終結果よりは少し低めにでています。

みなさんの感想どうでしょうかね?個人の感想としては思ったより当たりが入ってるという印象です。オータムセールは最終セールのイメージが強く、今一つ当たりが入っていない印象も強かったんですが、例年の傾向を見ると当たりは入ってますね。少なくとも例年20頭超は獲得賞金2,000万以上獲得できる馬が入っているというのは朗報です。

意外だったのが、牡馬の方が牝馬よりも成績が良いことです。言い方は悪いですが、売れ残りのセールであれば、牝馬の方が成績が良いものと思っていました。

オータムセールの結果がなかなか良い結果でよかったです、もっと悲惨かと思っていました。

最後にそれぞれの年代別の落札価格帯別の2,000万超獲得賞金馬の割合を見て終わりにします。

落札価格帯 獲得賞金2,000万未満 獲得賞金2,000万以上 総計
2003年 500万未満 177 6 183
1000万未満 20 5 25
2000万未満 5 3 8
2004年 500万未満 151 16 167
1000万未満 33 3 36
2000万未満 2 2 4
2005年 500万未満 152 7 159
1000万未満 17 4 21
2000万未満 5 5
2006年 500万未満 183 9 192
1000万未満 30 4 34
2000万未満 6 1 7
5000万未満 1 1
2007年 500万未満 241 12 253
1000万未満 39 4 43
2000万未満 8 3 11
3000万未満 3 3
2008年 500万未満 190 18 208
1000万未満 25 8 33
2000万未満 5 1 6
2009年 500万未満 272 21 293
1000万未満 23 4 27
2000万未満 4 2 6
2010年 500万未満 297 22 319
1000万未満 30 6 36
2000万未満 6 1 7
2011年 500万未満 299 27 326
1000万未満 29 1 30
2000万未満 4 1 5
2012年 500万未満 335 36 371
1000万未満 20 1 21
2000万未満 2 2
2013年 500万未満 293 12 305
1000万未満 37 7 44
2000万未満 5 3 8
2014年 500万未満 329 17 346
1000万未満 41 5 46
2000万未満 4 1 5

上記を通算した場合の獲得賞金2,000万超割合は、落札価格500万未満は7%、落札価格1,000万未満は13%、落札価格2,000万未満は24%となりました。落札価格上昇毎に当たり馬の割合が上がっているとうのはさすがですね。

地震から北海道が早く復興し、オータムセールが開催されることを願っています。

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